先日、サウジアラビアで行なわれた AFC U23アジアカップで、日本代表は、韓国、中国を破り2連覇を果たしました。しかも、欧州組を除いたU21年代で成し遂げました。
試合終了後の大岩監督や選手たちのコメントを聞いてとても感心しました。なぜならば、チームが目指すプレースタイルや行動指針、根幹的な価値観を意識して発言し、“常に(どんな時でも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間を育成する。”というJFAとしての「フィロソフィー(哲学)」を示していたように感じました。
クラブであろうと大学であろうと、どのチームに所属していても、全員が同じベクトルで戦うんだという日本の選手育成システムの成果と言えるのではないでしょうか。彼らの勝利は、技術、体力、メンタル、戦術以上に確固たる「フィロソフィー」があったのだと思いました。2028ロサンゼルスオリンピックが楽しみです。
一方、審判員の育成に関して。審判をするには、技術、体力、メンタルに加えて、競技規則(精神を含めた)の知識と審判としての「フィロソフィー」が必要だと思います。最近は、VARの導入に伴い、ファウル、警告、退場などの事象の的確さがクローズアップされていますが、副審・主審が誕生した歴史や、役割・責任・表現方法など審判に求められていることを十分理解した上で、誠実に、ポジティブに取り組んでもらいたいです。
ミスを怖がらず、同じミスを二度としない気構えを持って、何のための、誰のための審判かを追求できる環境を整えていきたいです。