千葉県の高校年代のあるゲームでこんなシーンがありました。
試合終了後、センターサークルでお互いのチームが審判団に握手をする際、負けたチームの一人の選手は、主審にだけ握手をせずに立ち去りました。
判定に不服があったのか、思うようなプレーができなかったのか、チームが負けたからなのか、理由はわかりませんが、意図的な行動のように思えました。
その敗れたチームの監督は、戻ってきた審判団に握手して労っていたように見えました。それだけに、握手しなかった一人の選手の行動には非常に寂しくなりました。
勝利を目指して全力で戦い、残念ながら相手に勝てなかった悔しさは十分理解できます。
しかし、その後どういう態度・行動をとるかが真のプレイヤーかどうかが問われると思います。
負けを潔く受け入れ、素晴らしい相手を称え、審判員を含め全ての相手をリスペクトし、次の試合に向けてすぐに努力を始めるという「グッドルーザー」という言葉を思い出しました。
その選手には、悔しい気持ちは決して忘れて欲しくないです。
その悔しさを次に生かし、自分自身の勝利を追い求めてもらいたいです。
誰かに褒められたいから「グッドルーザー」になるのではなく、自分との戦いにひたむきに取り組む姿を期待したいです。
審判員も試合に向けて良い準備をして、評価のためではなく、全力で自分のレフェリングに向き合ってもらいたいです。